ミカ書7の日記

のんびりした日常、パニック障害、発達障害、キリスト教のことなど

父の涙✴

🐼父が入院中、看病に通っていた頃。
もう暗くなってから、虫の知らせがあり、冬の寒い中をバイクを走らせ病院へ。
父は目を閉じたまま、言葉も発しなく、聞こえてるのかも分からない状態でしたが、点滴で顔色も良く、そこまで死が間際に迫ってるとは思えませんでした。
ふと眠っているような父の目から涙が一粒こぼれました。「なに泣いてんの?」と、涙を拭ってあげました。
その後、半時間も経たない内に息を父は引き取りました。

私は年の離れた四人兄姉の末っ子で、父が45才の時の子。自然と別れは早くなると承知していましたが、母とは30代、父とは42才でのお別れは(自分的には)早かった。
父は大正12年生まれで、戦争では軍隊経験があり、昭和43年生まれの私とは少し距離があった親子関係でした。
だけど父のお別れの時を共に過ごせ、涙の贈り物を独り占めできたことは、父への感謝です。
また、一人で逝かせなかったことで、心残りなく、本当に善かったと思っています。