ミカ書7の日記

のんびりした日常、パニック障害、発達障害、キリスト教のことなど

聖書がわかる28のお話から✨ 4

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箱舟を作ったノア✨
人類最初の航海(創世記6章、7章、8章、
9章1-18節)

 アダムとイブが園を追われたずっと後、地上にはたくさんの人間があふれかえっていました。でも残念ながら、みんなとても悪い心を持つようになっていました。それで神様は大洪水を起こして、悪い人間たちをみんな滅ぼしてしまおうと決めました。

 天から地上を見た神様は、ノアという人を見つけました。ノアは悪い心を持たない、とてもよい人でした。ノアを友だちのように思った神様は、ノアに洪水の話を伝えました。そして大きな箱舟を作りなさい、と箱舟の作り方も全部教えました。

 悪い心を持つ人間たちは、ノアのことを馬鹿にして笑いました。船を浮かべる水もないのに、こんな大きな船を作ったって!でもノアは、神様のことばを信じ、神様に言われたとおり、船を作り続けました。そしてみんなに神様のことを伝え、これから神様がしようとしていることも話しました。

 100年以上かけて、やっと箱舟が完成しました。神様は、8人いるノアの家族みんなを船に乗り込ませ、また動物や鳥、家畜や、はちゅう類などの地を這う生き物、虫などあらゆる種類の生き物が生き残れるよう、船に乗せました。みんなが無事に箱舟に乗り込むと、神様は入り口のドアをしっかりと閉じました。

 その7日後、雨が降り始めました。まるで天の大きな窓から水があふれ出たかのように、40日40夜、一度も止むことなく雨は降り続きました。水は地球上の全てをのみこみ、地面も生き物も全てが消えてなくなってしまいました。

 雨が止みました。大地をおおいつくした深い水の上に、ノアとその家族を乗せた箱舟が浮かんでいます。しばらくたってから水が引き始め、箱舟はアララト山に流れ着きました。ある日、ノアが箱舟の窓からハトを飛ばすと、ハトはすぐに戻ってきました。地は水に深く沈み、羽を休める場所が見つからなかったのです。一週間後、ノアはもう一度ハトを放しました。戻ってきたハトがくちばしに葉っぱをくわえています。木の葉が見える高さまで、水が全部引いて、地面が顔を出した証拠です。

 神様はノアとその家族に、箱舟から出てくるように言いました。自分たちのいのちを救ってくれた神様にノアはたくさんのお礼を言い、神様にお礼とお祈りをするための祭壇という、神様を礼拝する場所を作りました。そこに、神様が美しい虹をかけます。それは、大洪水ですべての人間を滅ぼすようなことは二度としないという、神様の約束のしるしでした。