ミカ書7の日記

のんびりした日常、パニック障害、発達障害、キリスト教のことなど

聖書がわかる28のお話から✨ 5

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バベルの塔
外国語のはじまり(創世記 10章、11章1ー9節)

 ノアの子孫はたくさん増え、色々な土地に住んでいました。でも彼らは神様が送った大洪水のことをすぐに忘れてしまい、洪水で滅ぼされた人たちのような悪い心を持つようになっていました。

 ところでこの時代、ことばはひとつしかなく、みんな同じことばを話していました。ある日、東の方の国から来た旅人たちが平らな土地を見つけ、お互いにこんな話をはじめました。
「レンガを作ってそれをよく焼こう。そのレンガを使って、天にまで届く高い塔を建てて大きな町を作ろう。そこを有名にして、みんなが集まるようにし、散らされることがないようにしよう!」

 彼らは街と塔を作りはじめました。その時、その様子を見るために天から降りて来た神様は、とてもがっかりされました。

 そして人間が今まで話したこともない、ちがったことばをそれぞれが話はじめ、混乱するようにしました。人々は、それぞれ何を言っているのか、わからなくなり、街と塔を最後まで造り終えることができなくなりました。人々は作業を止め、他の土地にちりぢりになって別れていきました。この街には「混乱」という意味の「バベル」という名前がつけらけました。この時から、地上では色々なことばが使われるようになったのです。

 さらに時代が進むと、木や石で造った像、偶像と呼ばれるものをおがむ人がどんどん増えていきました。人々は、こうした偶像が、願いを聞いて助けてくれる神々だと考えたのです。そして本当の神様の気持ちを知ろうともせず、色々な悪いことをしました。

 でも神様はウルという場所に、こうした人々とは違う一人の男の人を見つけました。アブラハムというこの人は、周りの人々が悪いことをしていても、いつも神様に祈り、神様の言うことを守ろうと努力していました。神様は言いました。「アブラハム。遠くに行きなさい。あなたの父の家を離れて、わたしが示す土地に行きなさい。わたしはあなたを祝福し、あなたが他の人の祝福になるようにする。」アブラハムは神様に言われたとおり、素直に受けとめ、出発しました。神様のことばの意味をすべて理解したわけではなかったのですが・・・・・・。