ミカ書7の日記

のんびりした日常、パニック障害、発達障害、キリスト教のことなど

聖書がわかる28のお話から✨ 6

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アブラハムとロト
滅ぼされたソドム(創世記 12章、13章、18章、19章)

 アブラハムは奥さんのサラと一緒に自分の家である天幕と呼ばれる大きなテント、羊、牛、召使いなど、すべての財産を持ってウルを離れました。おいのロトも、自分の天幕と家畜を持ってついてきました。そして神様がアブラハムに言ったカナンという土地に着きました。

 でもカナンに住みはじめてすぐ、アブラハムとロトの召使いに問題がおきました。そこには家畜のための十分な草がなかったのです。

 アブラハムがロトに言いました。「ここに住んでもいいし、どこか他でもいい。好きな場所に住みなさい」

 ロトはソドムという土地に目をつけました。ソドムには美しい草原が広がり、水もたっぷりありました。ロトはその一番よく見えた土地を選び、家畜や財産を持って引っ越しました。

 ある日のこと、3人の男の人がアブラハムを訪ねました。ソドムの人たちがとても悪く、不道徳な人たちなので、神様がソドムを滅ぼすと伝えました。3人は、神様から送られた天使でした。ソドムの人たちは色々と悪いことをしました。中でも、男同士で結婚したりという、とても悪い、大きな罪を犯しました。神様はそうした結婚を禁止して、男の人と女の人が結婚するようにと言っていたのに、ソドムの人たちは神様の言うことを聞かなかったのです。

 ソドムを助けてくれるよう、アブラハムは神様に必死にお願いしました。ソドムの中に悪いことをしない良い人が10人残っていたら、助けようと神様は約束しました。でも、神様を愛し従う10人はいませんでした。

 ソドムに天使たちがきた時、ロトは町の入り口にいました。ロトは天使たちを歓迎し、家に泊めました。天使たちは、神様がソドムを滅ぼすことをロトに教えました。次の朝。「早く。奥さんと娘さんを連れて、逃げだしなさい」。そう言って、天使たちは後を振り向かないようにと注意しました。

 その時、神様が天から火を送り、ソドムとその周りの町が焼かれました。がまんできずに後を向いてしまったロトの妻は、塩の柱になりました。

 なんて悲しいことでしょう。ロトは自分の思い通りに、一番美しい町を選んで住んだのに、結局は妻と自分の家を失ったのです。神様は、人間が悪いことをしないように、悪いことから距離をおくようにと願っています。神様が決めた正しい結婚は、一人の男の人と一人の女の人が一緒になることです。神様が教える正しい道を歩まないと、神様は、その悪を裁かなければならなくなります。でもアブラハムのように神様の教えに聞き従う人は、神様に祝福されます。