ミカ書7の日記

のんびりした日常、パニック障害、発達障害、キリスト教のことなど

聖書がわかる28のお話から✨ 7

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アブラハムの捧げ物
愛を試す大きなテスト(創世記15章1―6節、21章、22章)

 神様がアブラムに言いました。「わたしは、あなたが見渡しているこの地全部を、永久にあなたと、あなたの子孫とに与えよう」。そこでアブラムは祭壇を作り、神様に捧げ物をし祈りました。

 神様が言いました。「さあ、天を見上げなさい。数えきれないほど、たくさんの星があるでしょう。あなたの子孫も、この星のように、増えるでしょう」。その時、アブラムに子供はいませんでしたが、アブラムは神様の言うとおり、自分が多くの子孫を持つようになると信じました。その後、神様はアブラムの名前を「多くの国民の父」という意味のアブラハムに変えました。神様はアブラハムと奥さんのサラに、息子、子孫、そして土地を与えると約束をしました。

 ある日、見慣れない3人がアブラハムの住まいにきました。その時、アブラハムは100歳でサラは90歳でした。3人は、サラは一人の男の子を産むと言いました。立ち聞きしたサラは、心の中で笑いました。「こんなおばあちゃんの私に、赤ちゃんなんてできるものですか」

 3人は言いました。「神様に不可能なことなどありましょうか」。3人は、実は神様から送られた天使だったのです。

 そしてついに、神様が約束した男の子がアブラハムとサラに生まれました。神様に言われたとおり、「イサク」と名付けました。二人はとても幸せでした。

 でもある日、神様がアブラハムに言いました。「あなたの愛する一人息子を連れて、わたしが言う山に行きなさい。そこであなたの息子をいけにえとして捧げなさい」

 そう言われたアブラハムは、とても悲しくなりましたが、すぐに、神様に従おうと決めました。ふたりの召使いとロバを連れ、北に向かいました。

 三日目、アブラハムとイサクは二人だけで山の頂上を目指しました。頂上に着いたアブラハムは祭壇を作り、火を燃やすための木を組み合わせました。それからイサクをしばり、祭壇の上に寝かせました。そして、いよいよ、イサクを殺そうとナイフを持った手を振り上げたその時です!

 天使の声が響き渡りました。「アブラハム。息子のイサクを傷つけてはいけない。あなたが息子のイサクよりも神様を愛していることはわかりました」。この天からの声を聞いて、アブラハムはどれだけ喜び、安心したことでしょう!

 アブラハムがふり返ると、そこには茂みに角がひっかかり動けなくなった雄羊がいました。息子の代わりにこの雄羊を神様に捧げたアブラハムは、感謝の気持ちで一杯でした。