ミカ書7の日記

のんびりした日常、パニック障害、発達障害、キリスト教のことなど

ひきこもりの若者への理解✨講演会🎤

平成30年堺市ひきこもり支援講演会『ひきこもりの若者への理解』
〜家族からのアプローチ〜
和歌山県精神保健センター 小野善郎


二時間の講演会でした


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栂文化会館最寄り、泉北高速鉄道栂・美木多駅


・「ひきこもり」
ー20歳代後半までに問題化し、6ヶ月以上、自宅にひきこもって社会参加しない状態が持続しており、ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの(斎藤環1998)
 
特に母親は「ひきこもり」子どもの問題の原因を自分の子育てに求める傾向がある。
「当事者」としての親。
ひきこもり状態にある人と同居する親・家族。
親には二つの立場
「ひきこもり」当事者の保護者として支える
「ひきこもり問題」の当事者として援助を求める(全然🆗!)
ひきこもることで家庭、地域、社会から消えないように、家にいることの承認、話題にのぼらせる、バリアの撤去。
家庭内でも家族の話題にのせ、気にする、普通の会話をしていく。
活動の模索としては家庭内での役割、家庭外での活動、就労支援など


「ひきこもり」は不登校とはちがうので登校を就労に置き換えた支援ではない。大人としての生き方は様々。対人関係や社会活動の程度も多様。


大人としての生き方の問題
・自分が本当にしたいことが見つからない
・自分で自分の生き方を見つけることは困難(見つからなくても生きていける!)
・大人として生きること
ー完全に自立した大人はいない
ー仕事だけが大人の条件ではない
ー役割を期待することで大人として迎え入れる


子育のゴール
・子育の終わり=子どもが大人になったとき
 ー子どもとしての完成はない
 ー大人になる=思春期の終わり
 ー思春期の終わり=大人になったとき
・大人の定義は多様
 ー必ずしも親の家を出て家庭を持つとは限らない
 ー大人になっても変わらない親子と家庭の風景
  ・あいかわらず親の家で生活し親の作った食事を食べている
・子育てにはゴールがある
 ー子育ては終わっても親子であることは続く
 ー親子関係の変化
  ・縦の関係から横の関係に変わったことで子育ては終わる
  ・その後は世話から援助へ

支援のツボ
引きこもりの核心は防衛としての孤立。
親(特に父親)はプレッシャー。
親以外の大人が重要。介在物としての「活動」。安全な場所と相手。
そこからは本人次第。
まず相談そのものが支援(家族だけで抱え込まない)
明確な解決はない(個人の生き方。家族のありようの問題)


他にも学校制度(高校教育の可能性として北星余市の話が長くされました)と引きこもり、引きこもりと発達障害など語られました。



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浅香稲荷の掲示板の言葉(・_・)🔦



私自身が長い完璧なひきこもり(不登校からの)でした。加えてまさかの当事者の親という立場です😓
ひきこもりの人には長い自分探しの期間に是非聖書や聖書的なものに触れてほしいです。引きこもりは非常にシビアな問題です。誰にもわかってもらえないという苦しみです。孤独な友のない人にこそ、神様は近くおられます!
FEBC、BBNなどのインターネット放送、テレビ伝道などが用いられますように!


親の高齢化で自分たちが死んだ先の心配もあるのでしょう、実際に来られていた人の中でシルバー世代の方々、それもご夫婦での参加者が多かったのがこの問題の長期戦を感じさせられました。私世代だとまだ不登校問題に行っているのか意外と少なかったように感じました。